2020年4月に新卒入社し今年で3年目になります。伊藤望です。卒業校は北海道ハイテクノロジー専門学校です。 私が洛北義肢を選んだ理由は、臨床実習でお世話になった先輩の姿を見て自分もそうなりたいと強く思ったためです。 現在はクリニカルサービス部(CS部)にて臨床業務を行っています。
入社後は3週間研修の後、スケジュール表のような業務を行っていきます。 入社直後の3週間研修では社会人そしてPOとしての振舞いや会社の仕組み、保険・医療制度、装具価格などについて学びます。
4月末から先輩との臨床同行、5月末から同行と並行して週2日は単独で臨床業務を行います。不安はありましたが、自身の対応から反省して学ぶこと、同行中の指導や週1研修で、徐々に臨床で必要な知識や技術を身に着けていきました。
同行中は先輩から患者様への対応や疾患や装具について実際に患者様との対応のなかで細かく教えて頂きました。とても大切な学びの時間でした。 週1研修では同期が集まり、臨床業務での経験や対応した症例をシェアして、私自身が対応していないこともお互いに学び合う機会がありました。他にも必要な採型練習をしたり既製品について学びました。
土曜日にはCS部の係長が採型講習会を開いてくれました。臨床での評価方法、装具採型の注意点や技術などを教えてもらいました。
コロナ禍の中で大変な日々でしたが、皆さんに助けて頂きながら成長できた充実した1年でした。
同行修了までの 1週間のスケジュール |
内容 | 場所 |
月曜日 |
臨床業務 クリニック(単独) 10:00~12:00 基幹病院(同行)14:00~17:00 |
京都府内 |
火曜日 |
臨床業務 クリニック(単独) 10:00~12:00 基幹病院(単独)13:30~16:30 |
京都市内 |
水曜日 | 基幹病院 OJT プリセプターと同行 | 大阪府 |
木曜日 | 社内研修日 | 社内 |
金曜日 | 基幹病院 OJT CS管理職と同行 | 京都市内 |
土曜日 (隔週) |
社内:CS部の係長・主任と一緒に 座学・採型・適合など テクニカルワークショップ |
社内 |
2年目は毎日、臨床業務で病院に参院します。1年目とは異なり、地域のクリニックだけでなく基幹病院も担当します。
それぞれの病院に特色があり携わる装具も変わってきます。 例えば、金曜日の担当病院では術後の体幹装具の処方が多いです。術式によって固定範囲や仕様が異なり、処方医によって考え方が違うため、状況に合わせた装具が必要となります。そのような中で日々学ぶ機会が多いです。
臨時対応は定期参院以外の医療機関へ向かうことです。急いで治療上必要がある装具の対応のためにお伺いします。臨時対応参院先には初めてお伺いする医療機関もあります。慣れない場所でもきちんと対応できる技量が必要となります。
2年目にも土曜日には講習会、カンファレンスなども継続して開かれました。 疾患や装具ごとに座学+採型練習というかたちの講習会でさらなる知識と技術を学びました。 カンファレンスは、対応した症例について自身と周りの皆さんの対応の考えをすり合わせる機会で新しい考えや工夫を知ることができる貴重な時間でした。
このように多少は業務に慣れてきましたが、まだまだ学ぶことが多いと気付く毎日です。
CS配属後の 1週間のスケジュール |
内容 | 場所 |
月曜日 |
臨床業務 基幹病院 9:00~17:00 |
京都府内 |
火曜日 |
臨床業務 クリニック 10:00~12:00 基幹病院 13:00~16:30 クリニック 17:00~19:00 |
京都市内 |
水曜日 |
臨床業務 基幹病院 10:00~17:00 |
滋賀県 |
木曜日 |
臨床業務 クリニック 10:00~13:00 基幹病院 14:00~16:00 その後、臨時対応で他院に参院する場合あり |
京都府内 |
金曜日 |
臨床業務 基幹病院 10:00~15:00 クリニック 18:00~19:00 |
兵庫県および京都市内 |
土曜日 (隔週) |
社内:CS部の同僚と一緒に 座学・採型・適合など テクニカルワークショップ&カンファレンス |
社内 |
できることは増えてきました。まだまだ対応したことがない疾患や装具もいまだ多くあります。そんなときは、今でも頼りになる先輩方にご指導いただいたり、相談して対応しています。
例えば、下腿義足製作の対応をしたときは、義足の仕様だけでなくリハビリの段取りも考える必要がありました。初めて経験することで分からないことばかりでしたが、同僚の皆さんから適切なアドバイスを頂いて支えて頂きました。 困ったときは先輩に相談したら採型練習に付き合ってくださったり、症例の資料を紹介してくれたこともありました。こうした方が患者様のためになるということをたくさん学ぶことができました。
1年目の研修や同行、先輩達のご指導や助けなどがあったおかげで、少しずつ自分の考えが身についてきました。 このように知識や技術、考え方を学べる環境が多くあった2年間の毎日は、いま振り返ってみると、とても充実していました。
これから3年目を迎えます。これからも患者様のお役に立てるように学び続け、先輩の立場になった時は、今まで支えてもらった分、後輩を支えたいと思います。そして同僚と一緒に今後も成長できるように業務に励みます。