義肢(義足・義手)装具のご用命は、(株)洛北義肢へ

第11回 ISPO世界大会

2004年8月1日 〜 6日   香港・コンベンションセンター
The 11th World Congress of the International Society for Prosthetics and Orthotics,
at Hong Kong Convention & Exhibition Center, Wanchai, Hong Kong

ISPO2004 ロゴマークISPO ロゴマーク


8月1日〜6日、香港・コンベンションセンターにおいて第11回義肢装具世界大会が開催され、当社から代表の坂本と数名の社員が参加した。 2年前の香港でのプレ大会の規模はそう大きくなかったが今回はセンター会場が広く、参加者もかなりの数になっていた。 日本からも義肢装具専門学校の講師、義肢装具製作会社の方々などが多数おられた。 
1日のオープニングセレモニーでは中国・香港らしい歓迎の趣があり、世界大会という雰囲気が強く伝わってきた。 今回の大会ロゴ゙は、Creativityの意味を持つ"創"の文字にISPOを当てはめたデザインであり、アジアらしい独創性から、ADL、QOLを向上させるという大会への取り組み姿勢が感じられた。 

開会式写真 発表風景

当社が代理店であるボストンブレース社のワークショップ゚においては、側彎症やその他の脊柱矯正装具に関するプレゼンテーションがあった。 展示ブースには各国からの問い合せが次々とあり、側彎症ブレースへの関心と注目を浴びていた。 数々のシンポジウムが予定に組まれていたが、なかでも側彎症に関する演題発表は非常に参考になった。 



他の展示ブースでは、まだ日本では紹介されていない装具が多々あり、数社とのコンタクトからさらに患者様に必要とされる装具を紹介できるようにしていきたい。 
こういう機会は、義肢装具の範疇において各個性やアイディアを活かした製品の紹介の場であり、常に患者様の立場に立って業務を考える当社にとって良い刺激であったと同時に、良い情報は共有してフィードバックしていきたいと感じた。 

(マーケティング部゙:近藤)



(製造部:
今までは自分の果たす役割について無意識のうちに、製造部における自分、あるいは洛北義肢の中での自分という範疇で物事を考えてきた。 同様に洛北義肢の存在もいつからか、京都の、そして関西のという限定した枠の中で考えてしまってきていた。  そういった意味合いから、今回の香港出張からの収穫は数多くある。 それは、おいしい小龍包であり、ビクトリア湾を望む美しい夜景や、雑然としていていながらも活気ある街中の風景であり、また人々である。 さらに自らの英語力不足に対する認識であり、日本人と外国人を含めた新しい知己であり、ちょっぴりクサイ街のにおいでもある。  しかし、世界中のメーカーの製品や技術者と接することで、「世界の中の洛北義肢」そして「世界の技術者の中での自分」という、より大きな枠で考えられるようになったこと。 これが私にとって最大の収穫ではないかと思う。 



(製造部:

ターミナルの窓から日本とは少し趣の違う日差しに照らされた山が見える。 背丈の短い木々が放つ緑は少々目にきつい。 空港から香港の中心地までエクスプレストレインが走っており、わずか23分で結ぶ。 水面に浮かぶ石をパッパッパッとリズムよく飛び越えていくように京都から乗り継いできた。 息もつかせぬまま目まぐるしく周りの情景は変わり、ふと気付くと目の前に会場があった。 いったいどうしたことだろうか、異国の地に来た感慨は微塵も無かった。 
会場は香港会議展覧中心、クーロン側と香港島の間のビクトリア湾に突き出した格好で建設されている。 滞在したホテルは会場に隣接しており、荷物を放り投げすぐさま開会式に向かう。 開会式は英語と中国語で進行していく。 停滞した思考が重くさせている頭を振り、周りを見渡すと参加者達の顔ぶれは白人黒人黄色人と様々であり、英語独語多種多様な言語が雑多に絡み合ってどこかに流れて行く。 固まった思考もいやがおうにも緊張し初め、いつのまにか不安になってきている。 ふと聞こえてくる日本語に何か安心感を覚えてしまう。 日本を出て半日も経っていないのだが。 日本からもかなりの参加者がいるようだ。 
拙い英語を駆使しブースを巡る。 某業界最大手のブースの煌びやかさに目眩がする。 デタラメにも聞こえる英語を怒鳴り散らし、自社製品を売り込む香港人。 コーヒーカップ゚を片手に談笑するアジア人とアフリカ人。 給士のにこやかな笑顔と流暢な英語。 この会場に疲れた顔をしている人間はなく、だからといって背伸びをしているような者もいない。 少なくともここには世界の壁は無い。 特に目新しい物は無いようだが、国内では見ることのない製品を手にとってゆっくり見ることができ、非常に勉強になる。 今回は会社の代表として赴いている。 何か1つだけでもと気合いを入れて臨んだ講演だったが、自分の英語力不足に打ちのめされた。 撮った記録を何回も見直すしかない。 
夜街に出る。 香港の熱気は空調が効いている場所を移動していたせいか、湿った暑さが肌を透過することはなかった。 しかし夜の10時を過ぎても人が途切れることの無いストリートはアジアの爆発力を感じさせるには充分であった。 この熱気だけは持ち帰るつもりである。 




コンベンションセンターから九龍を臨む

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