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第13回ISPO国際会議ドイツ大会

2010年5月10日〜5月15日   ドイツ・ライプチヒ

5月10日〜5月15日に掛けてドイツ・ライプチヒで開催されました 第13回ISPO国際会議ドイツ大会 に、副社長坂本明信と研究開発部益原が参加して参りました。 今大会は隔年で催される展示会「ORTHOPADIE+REHA-TECHNICK2010(5/12〜15)」と同時開催され非常な盛況ぶりでした。 ISPO本大会は 参加者2600名 演者660名(55ヶ国)、 展示会は 訪問者21,200名 出展社554社(45ヶ国) で、いずれも過去最大規模だったということです。

演題発表
5日目の午後の部の「Foot & Shoe」セッションでは、益原が以下の演題発表を行いました。 過去に2度JSPOで発表させていただいた内容を基本として考察をまとめた内容です。

「An Experimental Study of Influence of Wedged Insoles on Forefoot Plantar Pressures
〜楔状足底板の前足部圧力分布に与える影響についての実験的検討〜」 (益原 絆)
発表本番は、私の発音では聞き取りにくいだろうと思い、ゆっくり話すことを心がけました。 「今までやってきたことをやるだけ」という上司の助言を支えに気持ちを落ち着かせることができました。 発表が終わって、ここはまずかった、こうしたらもっと良かった、と反省点もありますが、 国際的なフォーマルな場で自分の研究成果を伝えられたことは意義のあることだと強く思いました。 もし自分の発表を聞いたことをきっかけに聴衆の方々になんらかの疑問や問題を想起してもらえていたら望外の喜びです。

学会で感じたこと
Arjan Buis 先生の講演で、 米国のラムズフェルド元長官がイラクの大量破壊兵器が見つからなかったことの発言に対する風刺として、 「"Threre are things we don't know we know"(我々が知っている、ということを知らないことがある)、逆もまた然り」 という趣旨のお話をされておりました。 会場で多くの講演を聴かせていただくにつれて、 まだわかっていないことや決着がついていないことが沢山ある、ということがわかりました。 これはこういうものだ、という思い込みの中にこそ仕事の上でのヒントが潜んでいるのだ ということを心にとめておきたいと思います。

展示会の様子
45カ国、530以上の出展社を集った展示会O+Rは、当然ながら地元ドイツが330社と群を抜いて出展社数が多く、 以下、アメリカ、フランスなどの有名メーカーが名を連ねました。 日本からも多くの企業様が出展されておりました。 義肢、装具、車いす、整形靴、材料、CAD/CAM など多種多様なブースが集っておりました。 2日間掛けてじっくり回りましたが、それでも駆け足で回らなければならないほどでした。 今学会・展示会で注目を集めたのは、オットーボック社のミケランジェロハンドでした。 やわらかい指先と人の手のような曲線的な形状で、滑らかな動きを演出しておりました。 6kgのダンベルを持ち上げ、通常使用であれば2日程度動力は持つとのことです。


<ライプチヒの印象>
 5月はじめのライプチヒは、まだ夜から朝方にかけて寒く、郊外には菜の花畑が一面に黄色の絨毯を敷き詰めていました。 物の本によりますと、ライプチヒはバッハをはじめとしてメンデルスゾーンやシューマンなどの音楽家から、 ライプチヒ大学に通っていたゲーテ、果ては森鴎外など日本の文学者も魅了した芸術の都ですが、 実はメッセに代表される見本市の町として発展した経緯があるということです。 会場のある Leipzig messe から電車に揺られて10分ほどで中央駅に着きます。 町の中心街はヨーロッパらしい石造りの町並みが広がっており、その歴史を肌で感じることができます。 特に印象的だったのは、ドイツの人はお年よりも若い人もよく食べる、ということ。 そして、とても親切である、ということでした。 おいしい食べ物をたくさん食べ、豊かな心で相手に接することができる、とても素敵な文化だと思いました。


報告:益原 絆

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