2. いろいろな側わん症

すでに述べましたように、一般に側わん症と言えば多くの場合 「特発性側弯症(とくはつせいそくわんしょう)」のことを指しますが、 実際には特発性側弯症の他にもさまざまな種類の側わんがあります。 それらの側わんは、特発性側弯症とはなにが違うのでしょうか? 他にはどのような種類の側わんがあるでしょうか。
まず、非構築性側弯(ひこうちくせいそくわん)と構築性側弯(こうちくせいそくわん) の2つに大きく分けることができます。

非構築性側弯(ひこうちくせいそくわん)
脊柱自体に原因があるのではなく、左右の足の長さが大きく違っていたり、脊柱に痛みがあるなど、 外部的な要因によって側わんが引き起こされている状態です。 足の長さを補正したり痛みを取り除いたりなど、側わんを引き起こしている原因を解消すれば わん曲を元に戻すことができます。

構築性側弯(こうちくせいそくわん)
脊柱自体が側方へわん曲している状態(多くの場合、同時にねじれている)で、 わん曲した脊柱そのものに対して治療を行う必要があります。
さらに、構築性側弯は、症候性側弯症(しょうこうせいそくわんしょう) と特発性側弯症(とくはつせいそくわんしょう)に分けることが出来ます。

症候性側弯症(しょうこうせいそくわんしょう)
脳性麻痺(のうせいまひ)、ポリオ、二分脊椎(にぶんせきつい)、 筋ジストロフィー(きんじすとろふぃー)等、原因となる基礎疾患がはっきり分かっている側わんです。


特発性側弯症(とくはつせいそくわんしょう)
構築性側弯症のうち、はっきりとした原因が分からないものを指し、 構築性側弯症全体の80%〜90%を占めるといわれています。 成長期や思春期に多く発症するので「思春期特発性側弯症」と呼ばれる事もあります。

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