洛北義肢の製造部

~先輩たちにインタビュー~
写真:吉田匠吾

現在の仕事の魅力・やりがいを教えてください

私が仕事で主に製作しているのは、義足や義手などの、いわゆる「義肢」と呼ばれるものです。上手く身体の一部として機能するような義肢を作るためにはどうすればよいか、常に考えながら作業しています。また、使用中の義肢に何かあったら大きなけがにもつながりかねないため、製作の際には細心の注意を払っています。大変で、大きな責任を伴うお仕事です。

しかし苦労した分、上手くできた際の喜びもひとしおです。実際に四肢の代わりとしての役割を果たし動いているところを見せていただいたり、ユーザー様から感謝の言葉をいただくと、頑張って作ってよかったな、といつも思います。

仕事上の印象深いエピソードを教えてください

自分の作った外装について、ユーザー様から感謝の言葉をいただけたことが印象に残っています。そもそも外装とは、義肢に被せて使う四肢の形を模したスポンジなどのことです。ユーザー様の見た目を考慮し、機能だけでなく外観も人体に近づけるという目的で主に用いられています。

義足自体の設計や、義足を履いて上手く歩行できるかどうかというところの確認、調整は義肢装具士さんのお仕事です。製造部で働く私たちの仕事は義肢装具士さんがユーザー様の要望に真摯に向き合って設計された義肢装具を形にすることです。私たちも製作技術者(POテクニシャン)として、義肢装具を作っていく中で、ユーザー様の目線に立ち、美観や使用感をより良いものにするために日々工夫しています。

ユーザー様のこう見られたい、こうありたいという願望、心情を考慮して行える業務の一つとして、私は外装の製作という仕事が好きで、特に力を入れています。私なりにユーザー様の希望に適うように頑張り、それを評価していただけたのはとても嬉しかったです。

写真:吉田匠吾
写真:吉田匠吾

今後の目標を教えてください

製造部で働くPOテクニシャンは義肢装具の製作業務が主な仕事ですが、義肢装具を製作して以降、実際にユーザー様が使用されている場面に立ち会うことはあまりありません。それゆえに、実際に病院に参院されている義肢装具士さんとなるべく近い目線で仕事に向き合えるようになりたいと常々思っています。

義肢装具にまつわる専門的な知識は洛北義肢の社内で勉強させて頂ける機会があり、また、個人での勉強も支援していただける制度が整っているため、これからも最大限活用していきたいです。未経験でこの世界に飛び込んできましたが、おかげさまでこの一年間で出来ることがかなり増えました。これからも様々な事を吸収していきながら、仕事に精一杯向き合いたいです。

最後にメッセージを

私はそもそも義肢装具士の資格や専門知識をもって入社したわけではありません。前述の通り、製造部ではユーザー様とお顔を合わせて対応させていただくことはあまりありませんが、技術者としての立場で思いやりの精神をもって仕事ができればと思っています。どこに繋がりをもてるか、どこまでユーザー様のために創意工夫ができるか、自分自身にやる気があれば、会社はそれを尊重してくれますし、自由に試行錯誤する時間、機会を与えてくれます。入社された方には洛北義肢の環境や制度を最大限生かして、自分の力を発揮していただければと思います。

洛北義肢には、患者様にお役に立つために
チャレンジできる環境があります。
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